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アジア開発銀行(ADB)の中尾総裁が、中国主導で設立されるアジアインフラ投資銀行(AIIB)に経験と知識で協力していくと表明。
AIIBとしてはノドから手が出るほど欲しいノウハウで、日本は「AIIBに加盟しない」というせっかくの外交カードを捨てるのかと筆者。
AIIBはADBと同じ目的で設立されるが、中国メディアは「中国指導下にあるAIIB」と表現。ADBが「協力したがっている」というトーンで報道。
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そもそもアジアインフラ投資銀行(AIIB)って?
日米主導のアジア開発銀行(ADB)ではカバーし切れないアジアのインフラ整備のための資金ニーズに応えるとして、2013年10月に中国の習近平国家主席が提唱。
中国は、AIIBはインフラ整備への資金供給が目的で、貧困削減はADBや世界銀行の仕事だとしている。
日本はなんで参加してない?
イギリス・ドイツ・フランス等のヨーロッパ主要国を含む、57カ国が参加を表明したが、日本・アメリカは参加を見送っている。
その理由として日本政府は「ガバナンスがない」「出資の透明性に欠ける」「融資基準の確保に疑問がある」としている。
これに対して、有識者の中でも政府の見方に賛同する意見と、いわゆる「バスに乗り遅れるな」論を展開する意見に分かれている。
その他主要国ではカナダ・メキシコ・アルゼンチンなどが参加を見送っている。
日本加盟の見通しは?
4月22日の日中首脳会談が実現したのは、中国側が日本にAIIBに加盟してほしかったからとの見方もある。
日米が加盟せずに発足した場合、AIIBが発行する債券のランクがADBなどの国際金融機関が発行するものに比べて評価が下がり、高めの金利でないと資金が集まらず破綻するという見通しを述べる識者もある。
麻生財務相は「極めて慎重な態度をとらざるを得ない」と述べている。
2015-05-04 08:18
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